とある地方大学生の生き方

学生。主にプログラミング関連の記事を書きます。

基本情報技術者試験(FE)の受験体験記

現在機電系専攻の3回生で、情報系の知識を持っていることを証明するために、
11月中旬に基本情報技術者試験を受けてきましたが、残念ながら不合格の結果でした。勉強不足を痛感。

2023年度からは問題形式がリニューアルされ、新傾向になるということだったので、2022年内に滑り込みで受けてきました。 しかし、午前・午後試験共に50点代で合格に届きませんでした。

これから受験しようとする人にでも届いたらいいなと思い、反省点を書こうと思います。





受験の流れ

IPAの公式サイトから、基本情報技術者試験の応募や情報を閲覧

プロメトリック株式会社のサイトで申し込み(試験日から1,2ヶ月前)

受験票のコピー&受験料金の支払い(7500円)

試験当日(都道府県のテストセンターで受験)

試験日から約1ヶ月後に合格発表

試験会場には都道府県別のテストセンターを選ぶことができます。私の場合、Iパスのときと試験会場は全く同じでした。



勉強の流れ

以下が私の勉強の流れです。

2021年春
Iパス合格

2022年
1月 基本情報技術者試験受験を考える
3月 図書館の参考書を使ってちょくちょく学習
9月 本格的に勉強開始
10月 受験申し込み&過去問解き始める
11月 試験本番

勉強期間もとぎれとぎれ、試験直前には多くの過去問を解く時間が取れなかったことが反省点です。 受験申し込みは約2ヶ月前に余裕を持ってしましょう。



反省点

  • 古い参考書を使っていた
  • 過去問の解き込みが甘かった←主な原因

古い参考書を使っていた

私は、図書館にあった2,3年以上前に出版されたものを使って勉強していました。
最新のものを買うと、少し分厚くなっていて、知らない内容も増えており、驚きました。

試験直前に、知らない単語や分野があるのを知って戸惑うことが無いように、 参考書はなるべく最新のものを使うことをオススメします。

過去問の解き込みが甘かった

まず参考書で内容を体系的に把握してから、過去問を解くことが合格への生命線だと思いました。 過去問解くには以下のサイトを使用。 www.fe-siken.com



過去問は約2年分ほど解きましたが、試験本番直前に全然復習していなかったことが反省点。 記憶の定着や、苦手分野の把握・復習のためにも、過去問は多く解くべきでした。 令和4年(2022年)までは、一回の試験は150分で問題数が80問です。

参考書に載っている問題は、比較的易しめの問題が多いので、難易度のギャップに慣れる必要も。
私が使った参考書。イラスト豊富で分かりやすいです。11章にカテゴリ分けされており、全部で528ページほど。



ITパスポート試験と違う点

  • 申し込みサイトが違う
  • 試験日程が少ない←2023年から改善されるかも?
  • 難易度・試験範囲(2,3ヶ月は集中して勉強が必要)
  • 受験後当日に結果が届く

Iパスには、特設の申し込みサイトがありましたが、基本情報技術者試験の申し込みはプロメトリック株式会社のサイトで行います。

また、試験日程がIパスのほぼ通年に対して少なかったです。しかし、ここは来年度から改善されるかもしれないとのことです。 今までは、4月・5月、10月・11月しか受験期間がありませんでしたが、来年からは通年で受験可能になる可能性も。

Iパスに比べた難易度としては、基本情報技術者試験では、当然、より専門的な知識や単語が必要になります。 ネットワークやSQL文、基本的なプログラミングやアルゴリズムの知識を勉強するのにより多くの勉強時間が必要だと感じました。 プログラミングは特定のプログラミング言語ではなく、擬似的なものが使われています。YouTubeなどでも解説があります。

ITパスポート試験は、どの業界で働く人でも取るべき試験なのに対して、基本情報技術者試験は、ITエンジニアになる人に向けた登竜門といった感じです。

また、受験後当日に試験結果(点数)がメールで届いたことは驚きました。合格証が届くのはさらに遅いですが、点数は合否より早く知ることができます。



試験形式変更に注意

来年度(2023年)からは出題傾向や試験の形式が変わるので、最新の情報を得ることをオススメします。
とはいえ試験時間が今までは150分×2試験分でしたが、これからは90分×2になるそうなので、スケジュールに入れるのはより楽になるかも知れません。

午前試験は今までの出題に準拠するそうで、今後は午後試験の出題範囲に注意。

ITの資格を得たい人は、新傾向の情報を掴むため、来年春にいきなり受験せず、 ITパスポートや情報セキュリティマネジメントを受験、いきなり応用情報技術者試験に向けて勉強することも手かもしれません。

プログラミングを学習してて、Iパス合格しててもギリ届かずだったので 勉強時間は2,3ヶ月以上を見積もって過去問を解く時間を多く確保しましょう。